花火ができるまで

打ち揚げ

昔、花火の打ち揚げ筒は木製で、びっしりとした竹の『たが』で締めたものが使われていたが、現在では火薬の威力が急速に強力になり、木製の打ち揚げ筒では使用性に対する不安が高まってきたため、鉄製の打ち揚げ筒が一般化した。
単発の打ち揚げ・・・

花火を一発ずつ打ち揚げるのが単発の打ち揚げである。まず、地上に杭を打ち込み、これに打ち揚げ筒を上下2ケ所程度縛り付けて固定する。次に、筒の底に定められた量の発射薬(黒色火薬)入れる。そうしたら、次は玉の装填だが、その前に玉の親導を火の付きが良くなるように切り開き、その上で玉につけられた竜頭に紐を通して静かに筒の中へ下ろす。筒の底に安定したことを確認し紐をはずす。さて、玉の装填ができたらいよいよ打ち揚げである。筒口から点火したシントル(約五ミリ角で長さ約十五ミリばかりの点火剤)を素早く投げ込む。シントルは玉と筒の隙間を通って下に落ち込み発射薬に点火、爆発し花火が大空へと打ち揚がっていく。しかし、シントルが底まで落ちなくても発射薬は爆発を起こすので、素早く手を引かないと玉に手を吹かれて大怪我をする。

早打ち・・・

日本独特の花火の打ち揚げ方として「早打ち」という方法がある。これは一本の筒から連続してポンポンと打ち揚げる方法で、リズミカルな爆発音と一緒に夜空に色とりどりの花を開いていく打ち揚げ方である。
打ち揚げ筒の固定方法は単発の時と一緒である。次に「焼金」である。焼金というのは、らせん状か円盤状をした鉄製の板でこれを真っ赤に焼いて鉄棒で吊るして打ち揚げ筒の底に入れておく。玉には事前にしっかりした把手を付け、下側には直接発射薬が取り付けられている。花火師はこの玉の把手をしっかりと持って玉を筒に落とし込む。玉に付けられた発射薬が筒底の焼金に触れると同時に爆発して発射される。間隔をおかずに次の玉を入れ発射させる。これを玉を打ち揚げる花火師と花火師に玉を渡す役割の助手との二人がかりで繰り返すのである。熟練した花火師になると数秒に一発くらいの割合で打ち揚げることができるし、打ち揚げるタイミングをコントロールできる。
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